今日は色の区別について

2022/04/25

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今回の内容は2021年11月28日に配信した内容となります。


日曜日の夜にこんばんわ。ミナミです。


僕は現在進行形で昨日から大阪から来た少年の事業構築の相談に捕まっております。


とはいえ、せっかく沖縄に来たのだから本当は沖縄らしいところにでも連れていきたい(というか、僕が行きたい)ではありますが、目的あって沖縄に来ているので本人は一切そんな様子も無く…。


沖縄といえばやはり多くの人が「海」を連想することかと思いますが、思い返せば今年も仕事に追われてそんな遊びは全くしないまま冬に突入。


ちなみに、「沖縄の女性(の多く)は水着を着ない」というのは沖縄県人にとって常識ですが、海水浴場で目立つのは何色の水着がご存知でしょうか?


いや、別に僕の好みの話ではなく、こんなのも解剖学の知識があると分かったりするという話を、少年と話してる内に思いついたのでそんな話を一つ。


まず、僕らがどうやって明るさであるとか色を区別しているのかの仕組みを理解する必要があります。


細かい説明は解剖学書をご覧頂ければと思いますが、まず簡単な流れとしては、ヒトの眼は光を角膜→水晶体→硝子体を通って、網膜の視細胞に伝達。そしてその情報を脳で処理して物の色や形を認識すると。


ご存知の方も多いかと思いますが視細胞には2つあります。錐体細胞と桿体細胞。


光が眼に入ってくると桿体細胞にあるロドプシンっていう色素たんぱく質が反応するんですね。で、このロドプシンっていうのは「光の強さ」に応じて色が変わる。黄色とか紫とか。で、光が強いときってゆうのは無色になる。


ちなみに、ロドプシンの色が変わるのは分解されるからなんですけど、光が入ってこなくなるとまたロドプシンに再合成されるのね。そのときに必要なのがビタミンAで、だからビタミンAが欠乏すると夜盲症(暗いところで視力が低下する)を生じるわけ。


明るいところから暗いところにいると、目が慣れるまで時間がかかるじゃないですか。これはロドプシンが分解されて感受性が低下するからなんですけど、段々眼が慣れてきてくらいところでも見えてくる状態を「暗順応」と言うんですね。(逆は明順応)


ちなみに、暗いところに入ってからロドプシンが再合成されるのは大体「7分」くらいと言われています。


とはいえ、暗いところに入って本当に何も見えなかったら困るじゃないですか。一番困る時は何かっていうと、緊急事態。地震とかテロとか、そうゆうやつ。


だから例えば映画館の非常口とかって、暗いところでも目が反応しやすい色で作られているんですね。


皆さん想像できると思うんですけど、それが「緑」。これはね、さっきの視細胞である錐体細胞と桿体細胞で最も敏感に区別できる光の波長が異なるから。


さっきの暗順応のときっていうのは桿体細胞が主に働いていますが、そのとき光の波長は500~510mmあたりの色。つまり緑~青みたいな色で一番敏感に反応する。だから暗いところの非常口の表示は基本緑。


で、話は戻って、海水浴場だとどうなるかって、これは逆で「明順応」の状態じゃないですか。このときに最も敏感に反応する光の波長は560mmあたりの「黄緑色」なんですね。


じゃあ、海では黄緑の水着が一番目立つのかって、これが違う。あんな明るい所にいるとき、桿体細胞の視覚度曲線がほぼ消失して、錐体細胞が働く。その時最も敏感なのは630m。これは「オレンジ」なんですね。


なので、海で目立ちたいときにはオレンジ色の水着を来ていこう!ということになるわけです。


ちなみに、個人的には白の水着を着ている人が好きです。特に理由はありません。これは完全な好み。
ではでは。


ミナミ