「なぜか」を考えると学びは楽しくなる

2022/01/31

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今回の内容は2021年10月21日に配信した内容となります。


皆さんこんにちわ。ミナミです。昨日ちょろっとだけ生物学の話をしたんですけど、結構みんな面白かったみたいで、今日もう一歩だけ話を進めようかな。


昨日は、犬とか猫とかの四つ足動物と比べて、人間の最大の特徴は「直立二足歩行すること」で、その例として頭蓋骨の話を簡単にしました。そうやって人間の進化を見ると、解剖もただの暗記じゃなくて「どうしてこんな風になったんだろう」って、見方も面白くならない?という話でした。

でね、昨日の頭蓋については進化の過程で何とかなったとする。でも他にも色々進化しないと僕らは四つ足動物のままなわけです。


例えば内臓。実は僕犬を飼ってるんですけど、犬とか猫とかがお家にいる人は想像つくかもしれないんですけど、あの子たちを立たせて遊んだとするじゃないですか。


そうすると、内臓は下にドサッと落ちちゃうの分かるかな。それで下っ腹が膨れてるのが可愛かったりするんですけど、これはもう構造上どうしようもない。人間の場合はね、内臓を引っ張るなり受けるなりしてそうゆう風にならないようにしてるんですね。もし仮に背骨がまっすぐだったとしたら、内臓って全部落ちちゃうんですね。


だから背中をS字型にする。で、気管軟骨とか膜様部みたいな筋成分で肺をぶら下げたり、胃をぶら下げたり、肝臓をぶら下げたり。下は骨盤で腸なんかを受けてたりするわけです。こうゆう風にして僕ら人間はなんとか立ってるんですね。


で、「脊柱がS字」なんていうのは皆さん当然ご存知じゃないですか。でもこれは実は結構大変なことです。背骨っていうのは本来真っすぐだから、椎骨の一つ一つが真っすぐだったら、S字型の脊柱の間に隙間が出来ちゃう。でしょ?隙間があるっていうのはめっちゃ危ない。そのために椎骨の形を四角じゃなくて台形にしないといけないわけです。


あ、余談ですけど「背筋を伸ばして」っていう人いるじゃないですか。あれも嘘ね。そもそもS字に曲がってるんだもん。


他にも四つ足動物から進化したところっていうのは色々あって、例えば「足の裏」。四つ足動物の場合、足の裏は小さいんですね。馬なんて指一本ですからね。だから、僕ら二足歩行の奴らは立つために結局「手首から肘」くらいの大きさまで大きくする必要がある。しかも「土踏まず」のおまけ付き。そこまで変えないと僕らは二足歩行できないんですね。


もう進化しまくり。


でも、すると問題は「なんで人間はそこまで苦労して二本足で立つ必要があったのか」ってゆう。考えたくもなるじゃないですか。色んな説があるけども。


でもね、立ってると色々面倒なことが起きる。例えばエコノミー症候群とか。本来は立ってるものが、座って、足を曲げて、じっと座る。それは異常な状態よね。だから血管が詰まるとか、そんなことが起きると。


他にも、立ってしまったら心臓から脳とか、上に向かって血液を送らなきゃいけないじゃないですか。そのために血圧が高くなきゃいけない。四つ足だったら水平に血液を送ればいいから、絶対こっちの方が楽。真っすぐ立つから人間は高血圧になるわけです。


でも唯一僕が同じ悩みを持ってると思うのはキリン。心臓から頭まで3mとか血液を押し上げる必要があるでしょ?だから調べたんですよね。そしたらキリンの血圧って380くらいなんだってw人間の倍以上。やばくない?


結局、結論は昨日と同じなんですけど、こう考えていくとほら「なんでこうなってるのかな?」って考えたくもならない?そうやって楽しく勉強しようぜ、っていうことが言いたいわけです。

そんな感じ。では皆さん今日もがんばろー!


ミナミ