リスクに怯える前に、ちょっと考える

2022/01/16

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今回の内容は2021年10月17日に配信した内容となります。


おはようございます!


僕のホームページやSNSを見に来て下さっている方は恐らく運動指導関連の方が多いと思うのですが、最近昔のことを発信していると、どうやら思ったより多くの方がビジネス関連のことに興味があるということに気が付きます。


なので、次回くらいには身体のナンチャラみたいな話で書きたいこと書こうと思うのですが、連絡を頂いた方から「新しいことを始めるとき、怖くないんですか?」という質問を頂いたので、これについて今日は少しお話を。


そうですね、言ってしまえば経営であろうが人生であろうが、意思決定をするときには常にリスクとリターンを考えるべきだと思っています。


僕が過去ガッツリ会社経営をしてた時代、東京で今はなきビジネススクールで講師をしていたことがあります。そのスクールのファイナンスの授業では必ず「リスクとリターンの関係」が最初に出てきます。


ちょこっとそれっぽい話をしますね。財務上、リスクというのは下振れだけじゃなくて上振れも含めてリスクと定義するんですね。皆さんご存知の通り、大きなリターンを求めるなら、リスクは大きくなる。反対に、小さなリスクなら、小さなリターンしか得られない。


裏を返せば、大きなリスクを取るには、大きなリターンが得られないのであれば、そのリスクは取るべきではないということですね。この関係は変えられないわけです。


今ジムとかお店を運営していたり、会社を経営してる人も多いかと思います。中にはファイナンスについて勉強の必要性を感じている人もいると思いますし、難しい理論や数式も多いですが、このリスクとリターンの関係のみで成り立ってると言っても過言ではないと思います。


つまり、うまい儲け話は世の中に存在しない、というのはここから言えるわけです。リスクの無いところにリターンは存在しない。


じゃあ、どんなリスクでも取ればいいかというと、そんなことは当然無い。取り返しの付かないリスクは取らない。なので、リカバリーできないリスクはどの程度か、どこまでのリスクは耐えられるのか、ここをこれから何かチャレンジするときに認識しないといけないということですね。


なので、僕は自分にも責任が発生するプロジェクトについては、プロジェクトごとに常に次の「3つのシナリオ」を想定するようにしています。


①最悪のシナリオ
②最も起こりそうなシナリオ
③全部うまくいくシナリオ


僕が何か新たなチャレンジをするときに真っ先に想定するのが「①最悪のシナリオ」です。


もしそうなったときに、それが許容できるリスクなのかを見て、それが許容できないなら保険をかけたり、戦略そのものを見直す必要があるわけです。


ということを考えているので、無駄にリスクに怯えることがまずありません。でも、これからチャレンジしようとしてる方の相談を受けると、ここを考えていない「漠然としたリスク」に怯えてる方が多いように感じます。


つまり、新しい事業を始めるとか店を作るとか、チャレンジしたいけど怖くて出来ないとゆうのはその理由のほとんどが「見えないものへの恐怖」というか、「考えてない故に、見えてないものへの恐怖」によるものかなってゆう。


この類の相談は本当多くて、でもハッキリ言って、自己破産するほどのリスクの悩みを抱えてる人はほぼ皆無なわけだから、「いいからさっさとやれよ」ってゆう、いつもの結論に辿り着くわけです。


ただ逆も然りで何故か「起業したらなんとかなる」って思ってる人も少なくなくて、いや、全然余裕で潰れるからちゃんと経営の勉強もせえよってゆう。


みんながんばろ!

ミナミ