見てるのに、見えてない

2022/01/07

※本ブログは、ミナミヨシトLINE公式にて発信している内容を更新しています。(ご登録はコチラ
今回の内容は2021年10月14日に配信した内容となります。

皆さん、こんにちは。ミナミです。


早速だけどこうゆう人に教える仕事をしているとたまに「そんなところまで知る必要があるんですか??」と生徒から言われることがある。


例は何でも良いと思うんだけど、直近の会話だと「Treitz靭帯は横隔膜右脚に伸びるから…」という話が話題に上がって、だから呼吸と消化器のリンクはゼロじゃないみたいな話なんだけど、このブログを読む人でそもそもTreitz靭帯を聞いたことがないという人も多いだろうし、消化器なんて全然勉強したことがない、みたいな人もきっと多いと思う。


結論、別に良いと思う。そんなのは僕ら運動指導者にとっては枝葉の知識だと思うし。でも一方で「へぇ!そうなんだ!」って思う人もいるわけで。


なんてゆうのかな、勉強するとか知識を付けるってゆうのはカメラの解像度が高い状態にかなり近いと個人的には思っていて、「確かに目の前に存在はするんだけど、解像度が高ければ見えるし、低ければ見えない」みたいな。


例えば、このみかんの白いのを「アルベド」だと認識する人もいればいない人もいて、そこに身よりも豊富な栄養素があることを知っていれば、きっとその人は食べるんだろうし。


勉強をする楽しさというのか、きっとそれを知らないとどれだけ知識を詰め込むかの勝負になるのかな。人体とか栄養について勉強することって大変だから、「勉強するって面白い!」ってゆうのは、誰かそうゆう人に巡り会えるといいと思う。し、自分もそうでありたいと思う。


自分が誰に教えてもらったなかと考えると、親父なんだろうなと思う。実はこんなタトゥーだらけの親父はつい先日まで某国立大学で名誉教授をしていて、僕ら世代の小学校の家庭科の教科書を作ってた人物だったりする。


かと言って、勉強を強要されたかというと、それについてはほぼノータッチ。受験時代に「なんでこんなの知らないといけないんだよ!」という僕に、全て「高校で勉強することは全部教養だから」で済ますような人。


でも、ふとした時に、朝ごはんを意味するbreakfastは断食を意味する「fast」をbreakする(壊す)。みたいなことを飯食ってるときに言ったりするような人で、なるほど、語源っていうのはそうゆうときに使うのか、みたいなのを知ったりする。


最近、「僕は分かってます」みたいな投稿をインスタとかでよく見かける。別にそれが良い悪いじゃなくて、こちらのものを見る解像度が高ければ、それがどれくらい分かってて書いてるものか結構分かったりする。


「この人は本当にすごいな」と思う人もいれば(SNS上ではほとんど見かけないけど)、「ああ、最近のこの人の流行りや直近勉強したのはこうゆうことなんだろうな」みたいなのが見え隠れする人もいる。


いや、だから別に良し悪しじゃないからいいんだけど、ただ、それを見る側でソースとする僕らにとってはどれが本物の情報か見極める必要がある。


下手すると、お金払ってくれてるお客さんに嘘を教えて、加えて不健康にするリスクも高い仕事なわけだから我々みたいな健康指導する人にとっての学習はある意味で「教養」だと思うし、それでなくとも、普段目にするものの見え方が自分と他の誰かでは知識の差で異なるわけだから、解像度高く世の中を見たいもんだと思う今日このごろ。

ミナミ